どうも!日本の“セクシャルワーカー” を応援する、もんたろです。
前回の、
【スカウトに関わる必要が無い理由①~そもそもスカウトって?~】
に引き続き、風俗関係の求人で避けては通れない話題・・と同時になぜか話題にするお店をほとんど見かけないという奇妙な存在、
スカウト
ついてのお話しです。
前回述べたように、スカウト行為は条例違反(迷惑防止条例違反)、違法行為(職業安定法違反)です。
では、なぜスカウトを介する女性が後を絶たないのでしょうか。
それは、“メリット”があるという幻想からなるのもなのです。
スカウトを介するメリット(に見える点)には、全て矛盾があります。
今回は、そのカラクリを一つずつご説明いたします。
情報過多のWEBサイト上だけでは、真実を見抜きにくくなっています。
風俗業界の経験10年以上の私の個人的な見解ですが、参考の一つにして頂けると幸いです。
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1:「良いお店を紹介できる」のカラクリ
2:「お店とのトラブルに入ってくれる」のカラクリ
3:「ケアしてくれる」のカラクリ
1:「良いお店を紹介できる」のカラクリ

・・これが、一番よく聞くセリフでしょう。
「(もっと)稼げるお店がある。」
「保証〇〇円のお店がある。」
「出稼ぎなら地方の良いお店を紹介できる。」
といった感じでしょうか。
しかし、『貴女にとっての良いお店』と、『スカウトにとっての良いお店』は本当に合致しているでしょうか。
女性を紹介すると、スカウトはそのお店から紹介料をもらいます。
その紹介料は、主に下記のとおりです。
※デリヘルの場合
・都度バック → 女性の給料の、10~20%
・買い切り → 一人紹介するごとに、3~20万円
・出勤毎 → 一回出勤すると、2,000~5,000円
一番多いのは、都度バックでしょう。
当然、あなたが稼げば稼ぐほどスカウトバックが入るので、忙しいお店に紹介するのがベストです。ところが・・
忙しいお店は女性求人に困っていないので、わざわざ高額なバックを取られるスカウトに頼りません!!
これが、現実です。
店舗の運営には、キャストさんのお給料にも様々な経費が掛かります。
広告費、運営スタッフの人件費、家賃など各固定費・・数え上げればキリがありません。
そんな中、限られた利益を削ってでも高いスカウトバックを払って女性を確保したいお店は、
女性求人に困っているお店、何らかの理由で女性の離職率が高いお店、
という可能性が高いのです。
スカウトを使うのは、スカウトに頼らざるを得ないお店・・とも言えるでしょう。
また、はじめからお店とスカウトが深くかかわっている・・というパターンも多いですね。
2:「お店とのトラブルに仲介に入ってくれる」のカラクリ

「スカウトが、お店とのトラブルを解決してくれた。」
これも、Twitter上などでよく【演出】されているメリットの一つです。
(前回ご説明したように、Twitterでスカウトを褒めている風俗嬢は、架空の自作自演か、そのスカウトと利害関係が一致した金銭のやり取りをしている方が多いです)
そもそも、お店とのトラブルとはなんでしょうか。
「出るはずの保証が出ない。」
「報酬が支払われない。」
「お店の対応が悪い。」
・・など、約束されていたはずの待遇と違うことが多いです。
しかし、よく考えてみると、その当初の条件と違ってしまうようなお店を紹介したのは、他でもないスカウトであるパターンもあります。
更にお店と口裏を合わせ、あたかもトラブルを解決したように演出をすることもありますので気を付けましょう。
本当に良いお店(というか普通のお店)は、そもそもキャストさんとのトラブルなどほとんどありません。
3:「ケアしてくれる」のカラクリ

個人的には悪いことだとは思いませんが、何をもってケアとするかによって変わってきます。
「今日もお疲れ様♡がんばったね!」
お仕事の後に、そんなメッセージをくれるのは誰だって嬉しいことです。
しかし、
スカウトがそんな言葉をくれるのは、100%お金のため。
そんな、
ホストとお客さんのような関係性のケア
が、果たして精神衛生上、健全と言えるでしょうか?
この業界は、決して他者のケアが無いと継続できないようなお仕事ではないと、個人的には思っています。
加えて、実際にはそんな丁寧なケアはごくまれで、紹介女性を何人も抱えているスカウトは、
「おつかれ!どうだった?」
程度の簡潔なケア(?)が関の山です。
いずれにせよ、誰かのケアが無いと続かないような仕事や職場は、やめておいた方が良いでしょう。
自身のモチベーションは、自身の選択や環境によっていくらでも上げられます!
次回の記事、
【スカウトに関わる必要が無い理由③~最後に、店舗目線でぶっちゃけます!~】
も、よければお目通しください!
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